母の嗅覚と聴力
向いのお宅から金木犀を頂き、テーブルの上に飾っていた母。
仕事から帰って来て感激していたら
母が「匂わないでしょ?」と。
えっ?嘘でしょ。こんなにも香っているではないか。
「いい匂いしているよ」
「そぅ?」と信じていない。
「テーブルの上だと少し匂いがキツイから玄関に飾ったら?」と言ったら
「もう終わりだからね」と翌日も香りを感じていない母。
そうか…90歳近くなると、嗅覚も鈍るのか。
金木犀の香りって、外で嗅ぐと甘くていい香りだけれど、家の中ではちょっとキツイのに、感じなくなってるのね。
耳も遠い母は、2階から降りてきた私に気づかず、声を掛けたら
身体をビクッとさせ、音がしないと怒っていた。
元々、私はドスドス歩いたりしないけれど、一応、母の為にドスッドスッと音を立てて階段を降りてきているのにな。
補聴器を作ると言っていたの、何故作らないのか。
糸井重里さんが、眼鏡をかけるように、補聴器も付けられるようになればいいというような事を仰っているのを何かで読んだけれど、本当にそうですよね。
集音器を使っていてもTVの音は大音量。
意味ないじゃん(笑)
補聴器は慣れるまで不具合もあるようだけれど、快適な生活が送れるようになれるのにね。